華麗なる食卓、バンビ〜ノ!完結
についての話。
一応ネタバレを含みます
先週の週刊ヤングジャンプで『華麗なる食卓』が、今週のビッグコミックスピリッツで『バンビ〜ノ!』が完結しました。
『華麗なる食卓』は2001年から、『バンビ〜ノ!』は1部からだと2005年からの連載ということで、
どちらもかなりの長期連載お疲れ様でした。
この相次ぐ人気料理漫画の完結について1つ思うところがあったので少し書き留めておこうかな、と。
『華麗なる食卓』はカレーマンガ、『バンビ〜ノ!』はイタリアンマンガなのですが、
そのどちらの最終回にも共通しているのは「修行のために海外に旅立ち、そして帰ってくる」というところです。
まあマキトのほうは世界大会の途中で失踪、ということだったかと思いますが、
恐らく何か思うところがあってまた東南アジアのどこかでカレーを作っていたのでしょう。
それはさておきこの「海外に旅立つ」というのはよく他のジャンルのマンガの最終回でも見られる手法です。
有名なところでは『キャプテン翼』とか。
最終回で翼くんはサッカーの本場ブラジルに旅立ちました。
『テニスの王子様』ではリョーマくんがアメリカに旅立ち、
許斐先生自作の詩と共に〆という形でしたw
パッと出てきたのはこのあたりですが、他にもちょっと考えればすぐに挙がりそう。
そんな最終回のオチですが、日本へ来るという結末のマンガはないなぁと思ったり。
日本を舞台にするストーリーが多い以上海外から始まって日本へ収束するというのは難しいことだし、
海外が本場の何かを日本の主人公が挑戦していくというストーリーだからこそ燃えるんだというのももちろんわかります。
それでもこの「海外」というところが「日本」になるといいなぁというか、
日本が本場と呼ばれるような何かが生まれるようになるといいなぁというか。
そんなことを願う今日この頃でした。